禁煙1日目の離脱症状は想像以上にツラい・・・

禁煙1日目の離脱症状は想像以上にツラい・・・

禁煙1日目に起こること

禁煙がつらいといわれる所以は、禁煙1日目に起こる離脱症状が関係しています。
この禁煙1日目というのは、これまで喫煙をしていたことによって生じていた体の不具合が回復に向かっている段階です。

ニコチンによる血管収縮が収まることで血行促進が始まり、一酸化炭素が減少することで呼吸量が増えることで運動機能が戻ります。
しかしニコチンが切れるということは、これまでニコチンで抑え込んでいた反動が一気に襲い掛かるのです。これまで行っていた喫煙の習慣が無くなるので、脳は快楽を得ようとニコチンを摂取するように働きかけます。

吸いたい欲求と吸わない心理のせめぎあいで、心身のバランスが崩れることでストレスがたまりイライラや虚脱感などに襲われるのです。
この禁煙1日目で起こるせめぎあいが喫煙の離脱症状であり、禁煙1日目はこの離脱症状との闘いが始まるときになります。

乗り越えるコツ

この禁煙1日目の離脱症状の厄介な点は、喫煙歴が長い人ほど反動が大きいということです。

離脱症状というのは、これまで脳が良いものとして記憶されていたことが突然消失するのでバランスが崩れた状態になります。
そのため禁煙が失敗する人の多くが、この心身のバランスの崩れに対応できないことで再喫煙をしてしまうのです。

禁煙1日目の症状を乗り越えるためには、事前の準備が必要になります。ニコチンが切れることによる身体的な反動を抑えるためには、ニコチンに代わる習慣を身に着けることです。
例えば吸っていた時間帯にアロマなどの好きな香りをかいだり、口に含んでいないと安心できないのであればガムや昆布などの硬いものを噛むなどになります。
これらの行動を起こしつつ、もし耐えられないのであれば無理をせずにニコチンを含んだガムやパッチを張って対処するのです。

禁煙1日目から最低でも10か月は続くので、しっかりと事前準備をして対処するのがコツになります。