副流煙が周囲に与える影響とは

副流煙が周囲に与える影響とは

有害物質が多い副流煙とは

タバコの副流煙は、火をつけた時に先端部分から発する煙になります。

タバコの煙の中には、ニコチンとタールそして一酸化炭素という物質が含まれているのです。
ニコチンには血管収縮効果があり、摂取することで脳の血流が抑えられることでリラックス効果を与えます。
しかし血管の収縮は決して良いものではなく、体の抵抗力を落とすことにつながる末端冷え性やニコチンが切れた時に生じる反動で血管がダメージを受けます。
そして一酸化炭素は呼吸器官に入ると、肺の細胞を攻撃してしまうのです。

その結果として気道が著しく狭くなる慢性閉塞性肺疾患や肺気腫といった思い呼吸器疾患を起こします。
そのうえタールは発がん性物質であり、喫煙を続けることでがんの発症リスクを増やすのです。

これらの有害物質は、フィルターでおおわれている主流煙よりも火をつけた先端から出る煙である副流煙のほうが圧倒的に多いです。

家族や友人の健康を守ろう

副流煙の厄介なところは、自身だけでなく家族や友人にも健康への悪影響を与える点です。

タバコには主流煙と副流煙がありますが、違いはフィルターの有無になります。
主流煙はフィルター部分から発する煙なので、吸っている本人に与える影響は低くなるのです。先に言ったとおりにフィルターのない先端から発する副流煙は、タバコに含まれる有害物質が圧倒的に多くなります。
その副流煙はすぐに周辺に拡散し、周りの人たちの呼吸器官に入り込むことになるのです。

これを受動というのですが、副流煙の煙によって吸っていない人にもたばこの健康被害を起こします。
大切な人たちへ影響を周りに与えないためには、やはり分煙が大事です。基本的に野外であれば専用ルームに行き、自宅では室外に出るのです。
しかし吸い終わって間もないときには、衣服にも煙の成分が吸着しているのですぐに室内に入るのは良くない点になります。

最低でも10分間以上は野外で過ごし、臭いが消えたら室内に入ることが重要です。