タバコの三大有害物質「一酸化炭素」
- 2021.05.17
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大量に吸い込むと命を落とす危険性のある一酸化炭素とは
タバコに含まれる有害物質の一つが一酸化炭素です。炭素が燃焼をするときには、酸素と結びついて二酸化炭素になります。
ところが酸素が足りず不完全燃焼を起こすと、二酸化炭素よりも酸素分子が一つ足りない一酸化炭素になります。
不完全燃焼は火事の現場やストーブやガス給湯器などで起きやすいのですが、そういう現場に居合わせるのとは違いタバコは本人の意志で1%~3%程度の一酸化炭素を含んだ煙を吸うことが問題です。
一酸化炭素はとても危険な物質で、臭いや味はしないので呼吸をしているときに吸い込んでも気がつくことはできません。
比重も空気とほぼ同じですから、密閉された空間で発生したときには地面や天井に貯まることはなく、全体に広がります。
少量を吸い込めばめまいや頭痛といった軽い症状で住みますが、大量に吸い込むと命を落とす危険性さえあります。
もちろん、タバコの煙は中毒死するほどの量はないのですが、気をつけたほうがいいのは確かです。
一酸化炭素による害
タバコを吸って一酸化炭素を体に吸収すると、血液の中にあるヘモグロビンと結びつきます。
ヘモグロビンは、体中に酸を運搬する役割を果たす物質です。酸素に比べて200倍以上も結びつきやすいので、血中のヘモグロビンは酸素を運べなくなります。
すると、酸素が必要な臓器や筋肉は酸欠状態になり機能が著しく落ちてしまいます。頻繁にタバコを吸う人は、常に酸欠状態にあり体の機能が落ち込み老化が進みやすくなります。
酸素が足りないと、ちょっと歩いただけでも息切れしてしまい、疲れやすくなります。
さらに体を動かさなくても、脳に酸素が届かないことで思考力や集中力が失われることもよくあります。
タバコを吸う本数が増えれば、その分だけ煙を多く吸うのでそのような害が出やすいです。
そこで、これまでヘビースモーカーだった人が吸う本数を減らしたいと思うとき、1本ずつ深く煙を吸い込めば体に吸収される量は同じで体に与える害は変わりません。
ですから、タバコの害を防ぎたいならば、吸わないことが一番です。
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